バーチャル顔

宮崎駿監督

日本外国特派員協会で講演(11/20)

麻生総理が漫画好きを公言していることを

恥ずかしい

ことだと思う。

それはこっそりやればいいこと

と話したそうな。

宮崎監督の持論は

現代の子供達の環境が

アニメ、ゲーム、携帯、マンガなど

バーチャルなものばかりに囲まれてしまっていて

子供達の本来持つ力を奪い取っているというもの。

日本に一番必要なのは

政府が言っているような

くだらないことではなく、

子供達のための環境を整えることで

もっと子供達の能力を信じ、

力を引き出す努力を推し進めること、だそうな。

まったく同感だ。

街でも田舎でも、外で走り回って

遊んでる子供たちを見ることが

めっきり少なくなってしまったもんね。

たまに子供たちの一団を見かけることがあっても

それぞれみんなゲーム機を

操ることに一生懸命で

コミュニケーションをとってない。

だからとても「遊んでいる」ようには見えない。

バーチャルの中で遊んでいるんだ、と

反論も可能だけれど

あれは遊んでいるんじゃなくて、

消費してるんじゃないだろうか。

大人が用意した商品としての娯楽を

ひたすら消費してるに過ぎない。

しかれたレールの上を走るだけ。

本来、「遊び」が持っている創造性がない。

自分で作るという生産性に乏しい。

日本は少子化がすすんでいるというけれど、

子供がどんどん純粋な消費者になっていってる方が

ずっと問題だと思う。

作る喜びを知らずひたすら消費だけする存在は

もはや子供と呼べない。

日本の未来には生産者がいなくなってしまう。

そういう危機的状況にあることを

総理大臣がまったく気がついていないのではないか。

たぶん、そんな意味で宮崎監督は

麻生さんに苦言を呈したんだと思う。

でも、いまネットでは宮崎監督の発言をめぐって

「オタク批判か?」とか「マンガ読むのが恥ずかしいなんて

それでメシ食ってるのに、天に唾する行為だ」などという

カキコミがあふれているそうな。

う〜ん。




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