ガチンコ顔

北の湖理事長

八百長疑惑を報じた「週刊現代」との

法廷闘争が始まるそうな。

原告として理事長本人が出廷することが決まり

弁論は10月16日の予定だとか。

北の湖理事長自らが

法廷の「土俵」に上がるなんて

大相撲協会の威信をかけた大一番だ。

で、焦点になってる八百長って

どの一番なんだろうと思ったら、

なんと、理事長が現役時代の

1975年春場所千秋楽で、

当時の大関貴ノ花(若貴の父)との

優勝決定戦で敗れた一番だそうな。

ええ〜っ??

大相撲ファンなら知らない者はいない

歴史的一番ではないか〜っ!

ただ一人、1敗だった大関貴ノ花が

千秋楽に2敗の横綱・北の湖と対戦、

勝てば初優勝だったんだけど、

負けて決定戦になった。

体格と体力に劣る貴ノ花が、

憎らしいほど強いと言われた

天才横綱に再び立ち向かうため

悲壮の面持ちで土俵に上がる姿は、

判官びいきの国民性に支持され、

圧倒的なファンの期待を背負っていた。

なもんで、貴ノ花が渾身の力で北の湖を破った瞬間、

歓喜した場内に乱れ飛ぶ座布団の数が

どれだけすさまじかったか。

テレビで昭和や大相撲を振り返る特集番組があったら

必ずと言っていいほど紹介される取り組みだ。

その一番がもし八百長だったとしたら

大相撲の尊厳と、ある意味昭和史すら

揺らぐような事態ではないか。

北の湖理事長は

「社会常識からしても、

原告なのだから出廷するのは当然。

訴訟を起こした時から考えていた。

(八百長は)ないものはないと、

はっきりと主張するだけだ」

と、語ったそうだけど、

被告側には記事を執筆した

武田頼政サンだけでなく

元貴ノ花・先代二子山親方の

元夫人である藤田憲子サンまで

証言台に立つんだって。

いやはやこれは、真っ向から

両者の主張が衝突する

ガチンコ勝負。

いったいどうなるんだろう。

どっちの言い分が正しいか

国民大注目だけどさ、

この大一番だけは

八百長はない?




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