初エッセーを出版中止
2012.1.13
浅田真央選手
だらず様、真央ちゃんが
出版予定していた初のエッセー
「大丈夫、きっと明日はできる」を
発売直前に中止したそうですよ。
なんでも、出版元のポプラ社が
全国書店などに配る予定だった販促用ポスターに
「ママ、ほんとうにありがとう」
の文言が強調して使用されたのに
カチンときたみたい。
ポプラ社の担当者は
「本の内容自体に虚偽はないが、
亡くなられたお母様が、
あたかも商売の道具にするかのように
見えてしまう宣伝・告知をしたことが問題だった。
大変、ご迷惑をおかけした。 」
と謝ってるとか。・・・そうなのかなあ。
なんか、ずれてるような気がする。
たぶん、真央ちゃん本人に相談なしで
このキャッチコピーをばばーんと
印刷物に使ったんでしょうね。
で、そのチラシなりポスターを
真央ちゃんがはじめて見たとき
自分の笑顔に重ねてこのセリフが
いきなり目に入ったわけだ。
自分の一番デリケートな気持ちを
だれか知らない宣伝マンに
勝手に言わされちゃってる。
たぶん真央ちゃん自身だって、
ほんとうにありがとう、そう思ってるに違いない。
ただ、人に言わされたくないでしょう。
まるで芝居のセリフみたいになっちゃうじゃん。
全部がウソっぽく、安っぽく見える。
そこにカチンときたんじゃないですかね。
なんといっても、真央ちゃんはアスリート&アーチスト。
思いや感情、メッセージなどを
言葉ではなく、体全身を使って表現することに
ず〜っと打ち込んできたんだもんね。
無言だからこそ、価値がある世界。
特に、お母さんが亡くなって、
欠場は当然と思われていた
全日本選手権に強行出場して
そこで持てる技術のすべてを出し切って優勝した。
見る人は、そこに真央ちゃんの
言葉にできない母に対する感謝の
大きさを感じて感動した。
そういうことでしょう。
本の宣伝とはいえ、真央ちゃんの思いを
軽々しく代弁した
無神経さが一番大きいことじゃなかった?
真央ちゃんのマネジメント担当者 は
「ポプラ社に対しては不信感がある。
発売中止になった本が今後、
改めて同社から出版される予定はない」
と話したとか。
発売前に10万部の予約、
ミリオンセラー確実だった出版を
ポプラ社が取り戻すのは
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トリプルアクセル
より難しい
かも。
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